「真打登場」
アタック25(2021/02/07)
アタック25(2021年2月7日 13:25)で「東京の落語家の階級で、寄席で一番最後の演目を務める資格を持つ、最高の位の事を何というでしょう?」と言う問題。
赤の藤山扇治郎さんが「真打ち」と回答し、正解しました。
落語家の身分制度
落語家は4段階の身分制度と言う階級に分かれています。
見習い |
師匠から入門してから前座登録するまで(数ヶ月~1年) |
前座 (ぜんざ) |
師匠から前座名をもらい、前座登録している(3~5年) 稽古して、師匠の許可が出ると高座に上がれる(ギャラは数千円) 主な仕事は、見習いの仕事プラス寄席での雑用 |
二つ目 (ふたつめ) |
師匠、所属団体などの判断で昇進(10年程度) 雑用から解放される 二つ目の枠が少なく寄席への出演機会が減るので、自身での営業努力が必要 |
真打ち (しんうち) |
昇進基準は所属団体によって異なる 師匠と呼ばれ、寄席でトリを務める資格がある 真打披露興行が行われる |
問題にもあるように、この身分制度、階級は、「東京の落語家」にのみ存在します。
落語は、大きく分けると、大阪、京都の上方落語と東京の江戸落語が有りますが、上方落語では、現在、身分制度は存在しません。
また、東京には、「落語協会」、「落語芸術協会」、「5代目圓楽一門会」、「落語立川流」の4団体が存在します。
元落語家のタレントには、上方の嘉門達夫さん(笑福亭笑光)、明石家さんまさん(笑福亭さんま)の他、東京では伊集院光さんが三遊亭楽大と言う名で二つ目まで昇進しました。
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